2011年 01月 20日
文化の割れ目 ~その72~ |
更新不定期とはいえ、もう連載開始して72回目の講釈になるのですねー。
わー。
本来なら、300回位行ってる筈なのでしょうか。
まぁ、いいか。
皆様は、普段自部屋以外で喫茶店を使うことはおありでしょうか。
私には大好きな喫茶店が全国津々浦々にございます。
日本特有のカフェには好んで出掛けません。
なぜでしょうか。
本場巴里のカフェテリアは大好きなんですが、なんなんすかね。
イデオロギーの違いでしょうか。
とにもかくにも、私は喫茶店が好きなのです。
さて、その訳や私的条件を紐解いていきますと。
まず、用途として散歩や買い物をした帰りに寄りたくなりますね。
例えば僕なんかで言うならば、中古盤屋さんや古本屋さんで得た
戦利品たちを眺めたり、ペラペラやったりしながら啜る珈琲が
最高に美味い。
味はそこまで本格的でなくとも良い。
平均点で良いのである。
砂糖とクリーム。
コポコポと匂い立つカフェイン・スメル。
調度品、什器、壁はカフェインと煙草の脂で
飴色である。
浮ついた内装ではなく、
木造レンガタイルの趣の激渋の装いである。
照明は気持ち、薄暗いのがベター。
店内BGMは、JAZZ、エージーリスニング。
会話もページを追う目の動きも邪魔してくれない。
勿論、喫煙可。
嗚呼、サボタージュしたい。
独りでいたい。
そんな渇望を叶えてくれる昼間の人生の止まり木を
ご紹介しよう。
まずは私の地元、山形県の喫茶店たち。
愛して已まない「JAZZ喫茶 OCTET」。
ついダラダラしてしまう喫茶店「道草」。
そして福岡。
福岡といえば、私は「風街」。まずはここにいきます。はっぴぃえんどから拝借だそう。
古都、京都。
性急無性に行きたくなって新幹線に乗ってしまった経験有り、京都。
SSW オクノ修さんが営む喫茶店「六曜社地下店」。ドーナツ旨し!
関西フォークのお膝元、総本山!詳細は下記の通り。「ほんやら胴」
「ほんやら胴」 詳細
これぞ、調度品!なインテリア。「築地」。
ソーダ水が宝石の様。京都喫茶店白眉「ソワレ」。
ウェストコースト 大阪。
ビーフカツサンド、ヤバし。「アメリカン」。
大阪の喫茶店といえば、まずはここが登竜門。「マヅラ」。
そして東京。
ガンガンいきます!
まずは神田神保町界隈。
古本片手にgoしてます。
といえば、ここ!「さぼうる」。映画・東京日和で使われていて、ソッコー行きました、当時。
神保町のJAZZ音場といえば、ここ。さいっこう!「big boy」。
アルゼンチンはブエノスアイレスの風、タンゴの調べを傍らに。「ミロンガ」。
悲しみを知る激渋喫茶店。是非お独りで。「まゆ」。
そして。
都内ホウボウに構える喫茶店たち。
熟練の腕が冴える自焙煎の味。うますぎ。「山猫珈琲店」。明大前の名店です。ここで待ち合わせしたい!
内装に震える。andymoriの撮影で使ったことあります。西荻窪の名店、「物豆月」。
同じく、西荻窪の名店「ダンテ」。ここは一番好みの珈琲です。
京都のほんやら胴と同じコンセプト姉妹店「ほんやら胴 国分寺店」。歌手の中山ラビさんがオーナーである。
吉祥寺筋金入りの名曲喫茶、「バロック」。音楽に没頭し完全に独りの世界に入り込むことが出来ます。
高円寺名店「七つ森」。清志郎さんから大槻ケンヂさん、森本レオさんまでいらっしゃるという。
阿佐ヶ谷名曲喫茶「ヴィオロン」。中央線を代表する喫茶店。
とまぁ、たくさんの喫茶店を紹介したかもしれないが、まだまだ氷山の一角。
是非、一度訪れて、至福の時間をお過ごしくだされ。
by green-ball
| 2011-01-20 13:15
| 文化