2009年 01月 30日
文化の割れ目スタートです。 |
どもーっしっ!
福岡の皆様、そしてこのサイトをご覧の全国の皆様。
東京は渋谷区/中野区からこんにちは
始まりました。
alohanine HP上で連載させて頂きます、youth records庄司信也30歳です!
歳を取ったら早起きしてしまう、とゆ〜 一般論に反して、
未だにガンガン寝続けられる、30歳、元気にドーンと行きます。
是非、付いてきて下さい。
タイトルは「文化の割れ目」です。
culture's slits!
大好きな音楽(洋、邦問わず)、映画(洋邦問わず)、漫画を含めた書籍等(洋、邦問わず)を皆様にご紹介していく連載ページにしていきたいと思います。
ときには栄光の作品、またあるときは、あまり知られていなくても
素晴らしい作品をドンドンUPしていきます。
皆様の文化的探索散歩の手引きになったら、嬉しく思います。
さて、記念すべき第一回目のご紹介/リコメンドは
中村一義さんのデビュー・アルバム「金字塔」。
いまは100Sという名前のバンドを率いている氏ですが、
この1997年デビュー盤は、中村一義名義。
僕が田舎から上京してきたのが97年の春。
ちょうど、発売が6月だったこの作品。
だからね、凄く、覚えてるのよ。
あの頃の東京のオーラや、まだね、渋谷がキラキラしていたカンジとか。
下宿先があった、世田谷区とかの街並や風景とか。
そんな僕の中にある潜在の気持ちを呼び起こしてくれる、
美しき、そして新鮮な日本語が乗った歌曲集。
嗚呼、late 90‘s
いとうせいこう氏曰く、「桑田佳祐を継ぐ日本語詞の使い手」と評され、
その独特の言葉遊び的且つ、意味深なリリックは、聴き手の興味を引きつけます。
サウンド面でも、ビートルズや、トッド・ラングレン マナーを引き継いでて、
その海外からの舶来サウンドをベースに、しっかりと「日本語」が上手に乗っているのです。
ここが特筆すべきとこなの!!
今現在、某・雑誌等でたくさん取り上げられてるショーもないバンドたちはね、
海外、そしてタダの洋楽かぶれでね、サウンドはそれなりに良いんですよ。
でも、肝心の「日本語」が乗ってないのです。
ここがポイントなんす。
しっかりと言葉が乗ってないと、身も蓋もないのです。
中村さんはそこがピカイチ。
才能です。
天才的です。
兎に角、これがリリースされた当時は、凄く新感覚で、鮮烈/衝撃だったのです。
先日、ふと友人宅でこのレコードを10年ぶりくらいに聴き直したところ、
永い時の流れに風化されていなくて、とても素敵に耳に入ってきた。
名前は知ってるけど、聴いたことがない、って人は、必ずチェックしてくださいね。
僕として僕は行く。
君は君として、貴方は貴方として、行ってください。
by green-ball
| 2009-01-30 22:21
| 音楽