2009年 02月 08日
文化の割れ目 その5 |
僕は、ユーモアが好きだ。
どんなにシリアスな会議や真面目な打ち合わせでも、
ついつい自身のユーモア至上主義を
いかんなく発揮させてしまい、
多くの大人たちを凍り付けてきた。
いいんだ、別に。
空気なんて読めなくても。
しらねぇや。
そんな事。
映画も好きだ。
目がない。
必ず、そしてどんなに忙しくても、眠らずとも
一日に一本、映画を観る。
それが生き甲斐だ、いまのところ。
(暗っ!)
映画は映画でも、様々なジャンルがありますね。
コメディー、アクション、SF、シリアス、サスペンス、青春、ヒューマン、ホラー.......。
どのジャンルの映画も大好きなんで、お金が無駄にかかって、ちょっと嫌(涙)。
そゆー事で今回は、映画講釈。
僕の好きな映画ちゃんたちに共通して言えるのが、
「リズミカル」な映画。
リズム感が必要なんです。
スロウでもミドルでも良いんですが、
とにかくある種のスピード感がないと、ピンとこない。
最近観た映画でダントツで良かったのが、
2004年に公開されたメキシコ産のこの映画。
「カクタス ジャックス」。
独特な変拍子で駆け抜ける、痛快クライム・コメディ。
少し間の抜けた登場人物に次々と襲いかかる予測不可能なトラブルを
ブラックなタッチで描いています。
練りに練られた脚本、展開、シリアスな暴力シーンでも、
小気味良く効いているユーモア。
それのお陰で、少々重苦しい部分も、
何故か爽やかに変換されて、観るものの笑いを誘います。
設定こそ、ベタな「間違った人間をさらってしまう」というものだが、
この物語は、誘拐犯を差し置いて、さらわれた人物の周辺や仲間たちの
スッタモンダに焦点が当てられています。
タランティーノ・イズムも何処か感じられる、
登場人物が遭うトラブルの連鎖反応で絡み合い、
ユーモアの爆発驀進疾走のままで、幕を落とす。
僕は観終わった後、おもわずガッツ・ポーズをしてしまいました。
しびれます。
名作「アモーレス ペロス」公開から、メキシコ映画が気になりだしたワタクシ。
いやー、展開が緻密で痛快で、良く出来てます、メキシコ映画。
今観るなら、♪めきしこめきしこぉ〜〜〜〜ぉぉおおぉ♪ですよ。
是非是非この週末にTUTAYAへ。
by green-ball
| 2009-02-08 06:11
| 映画