2009年 03月 11日
文化の割れ目 その16 |
.........例えそれが小さなことでも、君は何かに凝ったり狂ったりしたことはあるかい?
それがミックジャガーでも、アンティークの時計でも、何処かの安いバーボンのウィスキーでも.....
と、かつて歌ったのは、ムッシュこと、かの、かまやつひろし先生。
そう、皆さん、何かに狂ったことはありませんか。
僕はたくさんあります。
今回ご紹介するのは、スニーカーに狂ってる面々たちの逸話をディレクトしたあるドキュメンタリーDVD。
「just for kicks.」。
靴、特にスニーカーってのはとても身につけるもの以上のモノに思えます。
このDVDは、そういったシューズに魅せられた中毒者たちのエピソードを追いかけた、
オモロなでーぶいでー。
おまけに、スニーカーと若者文化(特にヒップホップ ミュージック)の親密な関係を表してくれてます。
僕も大好きなアディダスが一時低迷していた頃、米国のHIP HOPグループ、RUN DMCメンバーが
全身アディダスでキメこみ、アディダス賛歌「my adidas」をライムる。
下火だったこのレーベルが盛り返したのであった。
それからというもの、今まではスポーツ選手に留まっていたのが、
スニーカーレーベルとHIP HOP ミュージシャンがこぞって提携し、スポンサー契約を交わす。
いわゆるモニターってやつですね。
その背景にあるエピソードが、めちゃくちゃ面白いのです。
つーか、燃える!!
男子ナラ!!!
ナードなファツションおたくも出てきますよ。
(けっしてカッコいい!とは思えないですけど.......)
「オレはスニーカーの為なら全米何処でも出掛けるぜ。」
と自慢気に話す男が独り。
それを横で残念そうな眼差しを送る彼の恋人が。
「彼には、もっと真面目で、もっと建設的な人生を歩んで欲しいのよ。」
と、思いの丈を切々とカメラに向かってのたまう
パツキン娘の嘆きには、いろんな意味で涙モノでございます。
これを観て、我の身を正すのも良し、更にのめり込むのも良し。
全女子の皆様方。
男ってのは基本的にこうなんです。
許してあげてください。
いつまでもオコチャマなんです。
とほほほほ.......。
by green-ball
| 2009-03-11 03:02
| 映画