文化の割れ目 〜その36〜 |


孤高のレーベル、needle flavor.
僕の幼なじみタンタン=tang tangが手掛けているファッション・レーベル。
シンプルながらも、イチイチ気が利いているデザインが多いのです。
デザイナーのタンタンとは、かれこれ23年の付き合い。
だって実家が隣の隣なんですもの。
寡黙で、でもお酒入ると饒舌に自分の想いを語る。
人間臭い、更に全く商売っ気がないから、色々苦労している、
典型的な僕と同様、東北人です。
しかしながら、男服特有のこだわり?と言うんでしょうか。
「ニクいね〜。」と思わず言いたくなる様なディテールがトコロ狭しと
犇めいているのです。
実はまことしやかに、数々のミュージシャンたちも愛用のレーベル。
ミュージシャンといえば、YOUTH RECORDS創設期に販売していた
needle flavor 鮮烈のデビュー作、「マーシーTーSH」は、もはや伝説ですね。
真島昌利さん本人から許諾を頂いた品。
実に高揚しました、あの瞬間。
ふたりで一緒にマーシーに手紙を書きました。
彼も僕と一緒で、パンクっ子だった訳です。
SEX PISTOLSのジョニーロットンの形態模写を一緒にキメ込んでました。
RANCIDやOPERATION IVYの声帯模写もキメました。
公園でブルーハーツを大声で歌いまくって、
ヤンキー8人くらいにボコボコにもされました。
彼とは文化服装学院という専門学校も一緒で、
上京してきた時に住み着いた街も一緒でした。
更にはオトナに成った今では、一緒にモノ創りをするようにも。
共通で大好きなバンド、エレファントカシマシのグッズや、YOUTH RECORDSの
コートや、ちょっとしたT-SHなども創ったり。
そう、なにかとクサレ縁でございまして。
今月末には展示会も開かれるようで。
さっき電話したら、風邪でぶっ倒れつつも、準備を進めてました。
きっと彼らしい「ニクい」演出のコレクションが並んでいることでしょう。
彼のアイテムはYOUTH RECORDSでも買えます。
巧く音楽を洋服に変換しています。
僕なんかが恥ずかしくて出来ないことを、彼が正々堂々と代行代弁してくれてます。
だからね、僕はやることがないのです。
皆さん、needle flavorに是非注目を!
針スメル。匂い、香り。
オフィシャルHPもございますんで、どうぞ。
タンタン、これからもヨロ。