2009年 09月 02日
文化の割れ目 〜その48〜 |
さて、四人目のお方。
GOING UNDER GROUND歌手、松本素生くん。
彼と僕は「週末Diner」というイベントを主催しております。
いつか福岡にも来るから待っててね☆
彼とは今から8年前くらいに、going steadyのライブ打ち上げで
初めて逢った。
そのときは「どうもっす。」みたいなカンジで挨拶程度だった。
電話番号は交換したのかな?
どうだったっけかな??
そっから空白の5年間があって、彼がふらりとYOUTH RECORDSに遊びに来てくれて、
大量のアナログ盤を掘りまくってくれた、というのが久しぶりの再会だった。
峯田君同様、世代も一緒で、
更に強い共通言語というフックも効いて、
即仲良しに。
さて。
彼は希代のMODSである。
ここで僕が言うMODSは、スクーター乗りでも
スリーピースのスーツでもなければ、坊ちゃん刈りの若者でもない。
要は、本来、真のMODSとは
外身なんかよりも、内側にある
センスの良さの定規や形容だったりするのではないだろうか、と考える。
僕の考えるMODSはそういう意味だ。
素生くんと共に活動をしていると、顕著にそう思う。
彼の生業としている音楽にも、それは表れている。
彼らには何曲かヒット曲がある。
しかしながら、それは、そんじょそこらの
ポップさだけではないのだ。
まず、印象としては良い意味でエゲツさがない。
細かいことを言ってしまうと、どんどん専門的になって行くので、
割愛させて頂くが、そう、とにかくエゲツさがなく、
小気味良い場所で、ポップソング、良い歌が鳴っているのだ。
ポップソングと言っても、とにかく曲の構成が面白い。
さぁ、大サビが来るぞーっ!って流れで、波は一旦沖に戻り、
聴く者に肩すかしを食らわせ、不意に爆発させてきたりする。
それがシング ア ロングになってたりするから、絵的にも面白い。
こんな普通じゃない構成の楽曲を、
知らず知らずに皆が口ずさんでいるという、その絵。
更には、誰でも理解できるような言葉で紡いだ歌詞は、
何故か僕らの胸を締め付けるのだ。
友人として見ている分には、非常に男っぽくて、
骨っぽいヤツであるのだが、一作家、音楽家としては
知性あふれる、豊かな人である。
今現在は、ソロ プロジェクト「S×O×U」を始動し、
また新しい音楽の旅人になっている。
※ S×O×U、カッコいいよ!きっと良い意味でみんな吃驚するかと思います。
その全貌は今月26日@新木場 studio coastにて露に。
by green-ball
| 2009-09-02 23:45
| 音楽