2009年 11月 01日
文化の割れ目 〜その53〜 |
えー、真夜中過ぎにこんにち波!
あーあー↓
MID NITEなんて大嫌い!!
KILL THE ひっぴー。
ただいま、目下、YOUTH RECORDS所属 andymoriの
2nd アルバム「ファンファーレと熱狂」を録音中の
庄司信也です。
スタジオに住んでます、ほ�ぉ。
そんな近況です。
メンバー、スタッフ、一丸と成って良い作品をつくりますので、
リリースされたら、是非聴いてみて下さい。
さて、今回で53回目となる、本日のススメは。
僕がナンダー・カンダー言って、お洋服レーベルの中で一番格好良いと
思っている、英国服飾メーカーを再認識の回。
セディショナリーズ。
これはいわゆる、77年英国は倫敦で起こったパンク・ムーブメントの
ユニホームになったレーベルです。
いまもいっろんなロックテイストだ、なんだかんだと言ってますが、
このレーベルに勝てるモン、見たことないのですよ。
(あ、個人的主観で言ってますね、これ。)
カブいてますよね〜、T-SHひとつとってみても。
カッコいいと言っても、全身キメキメだと、
コスプレになっちゃうので、普段着のなかに
取り込みたい物が多数。
しかも、キョウビ、誰も着ていない!!
目立つときはきたぞ!BOYS!!
いまが狙い目だ!!!
(今は無き、BOON風味)
まぁ、冗談はさておき、ちょいと歴史。
もともとSED'Sは、上記写真にあるように、ド直球なネーミングのお店
「SEX」というブチックで販売されていたのです。
このお店を経営するのが、後に希代のワルモノ集団「SEX PISTOLS」の
仕掛人マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウェストウッドご夫妻だったわけです。
この店に客としてたむろしていた、奇々怪々な若者たちに楽器を持たせ、
タブーを触らせたのは、まぎれもなくマルコムの仕業。
中学生だった僕は、このバンドに夢中でした。
それでいまの人格が形成されたと言っても過言ではないでしょう。
まず、かれら夫婦が作り出す洋服には、
イケナイTABOOがふんだんにまぶされており、
それをドーン!と大胆に印字されています。
しかも手刷りときたもんだ。
袖と肩を結ぶ線の縫い代が出ちゃっているのです。
(要するに表裏が反対になってるのです)
このディテールは、SED'Sの代表的なつくりでありまして。
高校生の時、粋がって買ったばかりのSED'Sを身に纏い、
街へ繰り出そうと、実家最寄りの駅、蔵王駅に降り立った僕17歳。
すると、電車を待っていたどっかのばぁちゃんに、
「お兄ちゃん、T−SH、反対になってっぞ。」
と、ありがたいお言葉を頂いた訳です。
もう、そういう大人中の大人のご年配から突っ込まれる時点で、嗚呼、PUNK!って訳なのです。
マルコムとヴィヴィアンはその後、離婚しちゃって、
パンク・ムーブメントの失速により、このレーベルも無くなっちゃいましたが、
根強いファンが世界中に沢山居て、いまもオークションやなんやらで
お取引されているのだとか。
今もこのお二人はご健在で好き勝手やってくれてますね、シーンの中で。
(ちなみにマルコムのアルバム「PARIS」は最高です。)
当時のオリジナルはソートー高値になっているので、今はお手頃な復刻で雰囲気を楽しむのが
ベターだと思います。
カラーリングやパターンもたくさんあって、見てて楽しいよ。
all them kids!
GO TO A STORE ROBOT!
STILL PUNK.
by green-ball
| 2009-11-01 12:17